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令和8年台風第25号(ドゥージェン)の罹災証明書|浸水した家財・泥・カビを片付ける前に知っておくこと

災害 千葉県 約5分で読めます
自宅のダイニングテーブルの上に白紙の書類・ペン・クリアファイルを置き、手続きを準備する手元
※写真はイメージです

この記事のポイント

  • 罹災証明の記録を撮ってから、泥や家財を片付ける
  • 半壊世帯への県の支援金は報道あり、条件は公式で確認
  • 断水・川の汚れ・土砂・停電を踏まえて作業する

令和8年台風第25号(ドゥージェン)による浸水で、千葉県内では片付けと並行して罹災証明書の準備を進める方が増えています。泥やカビが気になって早く捨てたくなる時期ですが、証明書の申請に関わる記録は、片付けの前に押さえておく必要があります。水害の現場で家財の運び出しに携わってきた立場から、実務の流れをまとめます。

罹災証明書と片付けは、順番を間違えると困る

罹災証明書は、住まいの被害の程度を市町村が証明する書類です。支援を受ける際の手続きで求められることが多く、片付けた後でも被害の程度を示せるように備えておくことが大切です。

現場でよくあるのが、「畳や床材を全部出してから、写真がないことに気づいた」というケースです。浸水の跡や泥の厚みは、片付けるほど見えなくなります。申請の流れ、調査の申込み方法、家財を処分してよい時期は市町村によって異なるため、お住まいの市町村の窓口か公式サイトで確認してください。

千葉県内の被害状況と、判定の区分

千葉県の発表(令和8年9月30日16時00分、第22報)では、住家の被害は次のとおりです。

区分棟数
住家全壊54棟
住家半壊371棟
住家一部損壊163棟
床上浸水380棟
床下浸水1,132棟

出典:千葉県 災害対応状況(第22報)

被害が大きい市町村として、鴨川市、佐倉市、長柄町、茂原市、市原市、酒々井町、八街市が挙げられています。浸水の深さや期間、家屋の損傷状況などが判定に関わるため、「床下だけだから関係ない」と決めつけず、被害があれば窓口へ相談してください。

自宅のダイニングテーブルの上に白紙の書類・ペン・クリアファイルを置き、手続きを準備する手元
※写真はイメージです

県独自の支援金に関する報道と、確認したいこと

報道では、千葉県が半壊の世帯に20万円を支給する方針と伝えられています(毎日新聞)。また、千葉県知事が住宅地の浸水が続いた酒々井町を視察し、新たな生活再建支援策にも触れたことも報じられました(Infoseekニュース)。

対象となる条件、申請の期限、必要書類は、この記事では確認できていません。県や市町村の公式情報を確認してください。罹災証明書で「半壊」などの判定が必要になる可能性があるため、早めに申請の準備をしておくと動きやすくなります。

片付けを始める前の段取り

  1. 窓口で確認する:罹災証明書の申請方法、家屋の調査の予定、家財の処分に関する注意点を聞きます。
  2. 外観から順に撮影する:建物全体、浸水の跡(壁の線)、床、設備、家財の順に撮ります。浸水の高さは、メジャーを当てて写すと伝わりやすくなります。
  3. 泥とカビも記録する:泥の厚み、カビの広がりを、広い写真と寄りの写真の両方で残します。
  4. 大型の家財は撮ってから動かす:冷蔵庫、タンス、ソファ、畳、家電は、全体と型番の分かる部分を撮ります。
  5. 搬出に進む:記録後に、危険な物や傷みやすい物から運び出します。

調査の前に処分を済ませる場合は、その旨を窓口に伝え、写真の撮り残しがないか確認してください。

今回の被害の特徴に合わせた注意点

断水・停電への備え

県内では最大4,378戸で断水が発生し、10月2日に全面解消しています(千葉県 断水情報)。停電は最大45,230軒でした。現在は復旧していても、お住まいの地域では水が出にくい場合があります。泥落としには想像以上の水を使うため、洗浄用の水はポリタンクなどに確保しておきましょう。

川の水による汚れ:消毒と乾燥を丁寧に

小糸川や養老川などで氾濫発生情報が出ています(千葉県の発表資料)。川の水を含んだ泥は、においや汚れが残りやすく、カビも出やすいです。泥は乾く前に取り除き、床下や壁際は洗浄後に消毒し、十分に乾燥させます。作業時は長靴、ゴム手袋、マスクを着用し、素手で触らないでください。

土砂災害の恐れがある場所には近づかない

鴨川市では土砂崩れによる家屋倒壊も報告されています(千葉県 第22報)。裏の斜面や崖の近くは、再崩落の危険が残ります。雨の後は特に近づかず、土砂と家財は分けて出します。土砂に混じった家財は、掘り出す前に自治体へ相談してください。

泥・がれき・流木が多いとき

量が多い場合は、個人で動かそうとせず、重機の手配や仮置き場の案内に従ってください。仮置き場の場所、分別、搬入の時間帯は自治体ごとに異なるため、公式情報で確認します。

冷蔵庫・冷凍庫と通電火災

停電や浸水で、冷蔵庫・冷凍庫の中身は傷んでいる恐れがあります。傷んだ食品は、扉を開けた際のにおいで周囲に広がるため、袋を二重にして早めに出します。浸水した電気製品や配線は、乾いた後に通電すると、通電火災の原因になることがあります。ブレーカーを落としたまま、点検を受けてから使ってください。

運び出しと分別の実務

  • 撮影が済んだ物から、足元の安全を確保して運び出す
  • 泥を含んだ畳、布団、カーペットは水を吸って非常に重くなる。袋を二重にし、複数人で運ぶ
  • 大型家具は無理に引きずらず、引き出しや棚板を外して軽くしてから動かす
  • カビが出た物はビニールで包み、胞子を広げない
  • 家電、ガスボンベ、スプレー缶、薬品類は、一般の家財と分けて自治体の指示を確認する
  • 罹災証明の判定に関わりそうな物は、窓口に確認するまで保管する

「捨てるか迷う物」は、写真を撮って保留箱に入れ、窓口で確認してから処分すると、後悔が少なくなります。

自治体や販売店の手段で対応しにくいとき

まずは、自治体の災害ごみ収集、仮置き場、家電の販売店による引取りを確認してください。そのうえで、搬出する人手が足りない場合や、大型家具が多い場合、2階からの搬出が難しい場合などは、不用品回収事業者に相談する選択肢もあります。その際も、罹災証明に必要な記録の撮影を済ませてから相談してください。

よくある質問

罹災証明書の申請前に家財を捨ててもよいですか?
処分前に被害の写真を撮り、市町村の窓口で扱いを確認してください。運用は自治体で異なるため、迷う物は保留箱に分けておくと安心です。
県の半壊世帯への支援金は誰でももらえますか?
半壊の世帯に20万円を支給する方針と報じられていますが、条件や申請方法は本記事では確認できていません。県や市町村の公式情報を確認してください。
川の水による泥は、どう片付ければよいですか?
泥は乾く前に取り除き、洗浄後に消毒して十分に乾燥させます。長靴、ゴム手袋、マスクを着け、洗浄用の水も確保してください。

出典

情報取得日:2026年10月22日 16:00。最新情報は公式発表をご確認ください。

自治体の収集や販売店の引取りで対応しにくい時は

運び出しが難しい大型家具や、まとめて片付けたい不用品のご相談を受け付けています。

相談する(30秒・かんたん入力) 050-7562-1266

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